尼崎市講演会報告

担当:横谷一雄

 

201898日(土)14時から、尼崎市中小企業センターの5階会議室で講演会・相談会を開催しました。

台風21号の影響が残る曇天の中、5名の方のご参加を頂きました。参加された方々は講演を熱心に聞かれていました。11名のNPO会員が参加し、個別相談などに当たりました。

 

講師は暮松春夫理事長で、前半の1時間は遺言書作成における生前介護における寄与分、遺留分に関する事項等について事例を交えてお話されました。引き続き相続の開始に当たっての3ケ月目、4ヶ月目、10ヶ月目の節目での重要事項、特別縁故者制度の考慮点についても事例を交えてお話されました。

後半の1時間は、遺言書の種類と公正証書遺言の優位性、遺言書作成の重要性、公正証書遺言の作成のあらまし、相続税の概要と税理士や会計士への相談の必要性について事例を交えてお話しされました。そして最後に成年後見制度の種類と違い、事例による任意後見の手続等についてお話されました。

 

参加者は熱心に講演に聞き入り、将来の不安を解消しようとする姿は参加したNPO会員の励みになったことだと思います。

また、講演会後の個別相談にも3名の方が残られました。「遺贈」や「成年後見」、「公正証書遺言」についての相談があり、暮松春夫理事長の指導の下、これらに対する不安や悩み、分からないこと等についての解消の一助になったと思います。

 

相談会に参加された方々は複雑な事情を抱えておられたようで、1時間あまりの個別相談会だったため、十分に応えられたのかと思いますが、皆さんから“ありがとう”のお言葉を頂き癒される思いでした。高齢化社会になり相続に関する複雑な相談に応えるために、ことのほか当NPO法人の役割、並びに会員の日々の研鑽の重要性を再認識する講演・相談会であったと思います。